別居合意書を作成しよう[サンプルテキストあり]
以下は別居に関する合意書サンプルです。それぞれの別居事由によって内容は変わってくると思いますがご参考までに。不安な人は弁護士や行政書士に依頼するのが確実かと思います。
別居合意書
別居に関する合意書
記
第一条
夫〇〇〇〇と妻〇〇〇〇は、当分の間別居することとし、妻は新住所に移転する。
第二条
妻は令和〇年〇月〇日より現住所から退去し新住所へ移転する。別居期間は妻の移転先である住居契約満了日区切りとし、以降については別段話し合いをするものとする。
第三条
別居期間中、子 ○○(平成〇年〇月〇日生)、子 〇〇(令和〇年〇月〇日生)、子 〇〇(令和〇年〇月〇日生)は妻において監護養育する。
第四条
電話メール連絡には必ず応じ、夫、妻は別居後も、月に一回程度話し合いの場を設けるものとする。
第五条
月に一回程度、妻は、夫と子供たちとの面会の場を設ける。
第六条
別居期間中、妻は週に1回もしくは2回、移転前の住居に入室し、掃除・片付けをしてもよいこととする。
第七条
夫は妻に対し、令和〇年〇月から、将来同居又は離婚するに至るまで、妻及び子の生活費として月々〇万円を、毎月25日限り、妻の銀行口座(〇〇銀行 〇〇支店 普通口座1234567)に振込送金して支払う。
ボーナス時には〇〇万円を合算する。振込手数料は夫負担とする。尚、病気や事故など多額の出費が必要な場合には、夫は上記生活費とは別にその都度必要な費用を妻の上記口座に送金するものとする。上記生活費は、物価の変動その他事情の変更に応じて、両者協議のうえ増減できるものとする。
第八条
子の進学、教育等に係る出費が必要な場合には、夫は上記生活費とは別にその都度必要な金員を妻の上記口座に送金するものとする。
第九条
妻は子に対し、夫に対する非難、悪口等を言わないよう留意し、また夫は子に対し、妻に対する非難、悪口を言わないように留意し子の福祉を最優先するよう努めるものとする。
第十条
夫はこれまでの妻子に対するモラルハラスメント行為(精神的な暴力、暴言)による精神的苦痛及び負担を十分に理解し、妻子が安心して生活できるよう最大限の努力をするものとする。
第十一条
夫婦が将来離婚に至った場合、夫、妻ともに離婚に関する取り決めごとを公正証書に作成することに協力しなければならない。
以上の合意成立の証として、本合意書2通を作成し、各自1通を所持するものとする。
令和 年 月 日
(夫)
(妻)
住宅ローンがある場合は注意が必要
上記の別居合意書の内容には入っていませんが、離婚時に夫婦間で住宅ローンをどちら側が支払っていくのか離婚協議で定めることになるため別居時も慎重に検討する必要があります。
さいごに
別居事由はひとそれぞれなので、別居合意書もケースに合わせて内容を盛り込んでいく必要があります。
私の場合は口頭での「別居宣言」からの承諾で、別居合意書を作成するまでには至りませんでしたが、婚姻費用(生活費)の不払いなどがあった時に備えて用意すると安心です。参考になれば幸いです。
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